ここにもまた静かな時の流れが

2022年11月9日
富貴寺 大堂

こちらは昨年9月に富貴寺を訪れた時の富貴寺 大堂(おおどう)の写真。なんと運良く約100年ぶりの阿弥陀三尊ご開帳が行われておりました。正面には記念の回向柱(えこうはしら)が立っていたんですが、この回向柱と大堂とが紐で繋がっているのがお分かりでしょうか(写真ではちょっとわかりにくいのですが)。これは柱とご本尊である大堂内の阿弥陀様の手とが繋がっていて、柱に触れることで直接触れるのと同じご利益があるのだそうです。

900年を超える歴史があり、創建当時のものが多く残っていることから現存する木造建築としては九州最古とのこと。
大堂 附旧棟木の部分が国宝、ご本尊が重要文化財でもあります。

森閑としたその佇まいのなかに、深く、厚く堆積した“時”の重みが伝わってきます。

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