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小野竹喬が沁みたのだった

  • Posted by: takahashi
  • 2010年5月 2日 10:27
  • felt it

「田一枚植ゑて立ち去る柳かな」
これは芭蕉「奥の細道」の中の一句。

小野竹喬は80歳半ばを過ぎて、「奥の細道句抄絵」と題された「奥の細道」から抜き出された10点の句を基にそれぞれの地に赴いて作品を描いた。

少し前になるが、近代美術館で観た小野竹喬展は、
思った以上に良かった。
冒頭の作品も含めていくつかの作品ではぐっと心を持っていかれた。
なんだろう、この感覚は。歳のせいか?

歳を重ねてなお旺盛な創作意欲と枯れない想像力。
その素朴な表情の作品に人をふっと包み込むような力。
小野竹喬という画家の"生きざま"がそこにはあるのだろう。

あまり気乗りのしない展覧会のように思えていたから、まるで期待薄で入ったがいやなかなかに良いものだった。

今年に入ってからもいくつか展示を観ているがそれぞれに良いものに当たっている。

6月が終わったあたりにジャンルが違ったりすることなど無視して、完全に自分だけの上半期の展覧会ベスト10をやってみようかな。
ある意味備忘録的に。

onochikkyo.jpg


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